『ふーこの独り善がり日誌』7
百日紅(さるすべり)散れば咲きしを繰り返し
天の簪(かんざし)空へ伸びゆく
私達夫婦はパーキンソン病患者である。
そのことを打ち明けると、大概の人は驚きの表情に変わる。
「同じ病気だから分かり合えるでしょう」と同情をもって答えてくれる人もいる。
前号6の中で「同じパーキンソンでよかった」と今の夫婦の関係をまとめた。
その思いは、パーキンソン病のような日内変動の多い、更に個人により症状が違うなど複雑な背景にある病いは、病気の理解を深める必要性がある。
つまり、人間関係において、誤解や行き違いを生むことになる。その葛藤の末得たのは、相手を理解しようとする思いやる心であった。
ある日の夫婦の一コマ…
夫にゴミ出しを頼むと断られた。「足が動かない」と。私がゴミ出しから帰って来ると、なんと!歩いている!つい「嘘ついたでしょ」と言ってしまった。
その後、自分の身にも夫と同じような状況を経験することがあり、パーキンソン病の症状の一つと知った。
夫に申し訳ない気持ちで、心の中で頭を下げた。
そして、その日の夕食は特別豪華にしたが夫はいつもと変わらない淡々とした食事風景だった。
職場の同僚だった方から「ふーこの独り善がり日誌」の感想が届きました。
以前から、PDについて資料を紹介して頂いたりと何かと、PDトライの活動を気にかけてエールを送ってくれています。私個人では面映い気持ちと丁寧に真摯に読まれていることに、胸がいっぱいになりました。そして、活動に関わるPDトライの方々への励ましと理解し、ご本人の了解を得てご披露することになりました。このような支援は大きな励みになります。ありがとうございます。
ふーこさんのブログ最新版(4月)読みました。
時々探すのですがなかなか行き着かなくてようやく見つけました。
今回はURLを保存しました。
大変だったようで、驚きとともに心配になりました。が、やがてホッとするとともに
ほのぼのとした気持ちになりました。
ふーこさんらしい生き方、文章です。
こういう方が身近にいて付き合いがあるというのは、私の‘’
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