2022年度大丸用水・周辺散策現地見学①コース
ミューラボはここ数年二ヶ領用水に関する講座と散策や「寺社と蔵めぐり」等の歴史・史跡散策を企画/実施してきました。
コロナ禍の中、これらイベントの活動を控えてきましたが、その間多摩川の二ヶ領用水より上流域にある大丸用水の散策を計画し、調査研究並びにガイド資料の作成など、研鑽を図ってきました。 今回、多摩川大丸用水取水口から多摩川登戸東側近くに落水するまでの用水路ルートを3つのエリアにわけ、エリアごとに散策を実施する運びとなりました。
第1回目の大丸用水・周辺散策現地見学①コース、JR南武線南多摩駅~JR稲城長沼駅までの約5kmを11月5日(土)に実施した。朝9時にJR南武線の南多摩駅に一般の参加者5名とミューラボスタッフ5名が集合しました。
天気にも恵まれ、まずは駅から是政の渡船場跡へ。そこから多摩川沿いの雄大な景色を眺めながら大丸用水の取水口に向かいました。その後大丸用水分量樋に行き、主な流れの一つである菅堀に沿って、稲城長沼駅まで約3時間の散策を行いました。
この大丸用水は今も現役の農業用水として活躍しているため、数多くの分岐があり、田畑や果樹に水が供給されていることが分かります。また、昔のままの用水路、素掘りの風景も見ることができます。二ヶ領用水と比較しながら歩くのは興味深いところです。終了後、参加者の皆さんからは、とても勉強になりました。稲が干されているのを見て感動しました、また春にでも来てみたい、次回も楽しみなどの感想がありました。
11月26日には大丸用水・周辺散策の第2弾としてJR南武線稲城長沼駅からJR矢野口に至る菅堀コースの現地見学を実施する予定です。
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