mu.Lab.スピンオフ企画第4弾!溝口・二子新地周辺歴史散策「寺社と蔵めぐり」&老舗料亭「やよい」見学
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2020年2月29日(土)、溝口・二子新地周辺歴史散策「寺社と蔵めぐり」&老舗料亭「やよい」見学が実施されました。快晴で気温も春の陽気で散策日よりでした。コロナ感染の影響で直前のキャンセルもありましたが、13名の参加がありました。
今回はJR武蔵溝ノ口改札出口からのスタートです。12:30から受付を始め、受付時に寺社と蔵めぐりのミューラボオリジナル資料が配布されました。初めに代表の江原から挨拶と散策時の注意点、コース・スタッフ紹介がありました。
ミューラボ寺めぐり担当ガイドの引率でJR武蔵溝ノ口駅から宗隆寺に向かいました。途中栄橋にて、平瀬川と二ヶ領用水の話しがありました。その後、二ヶ領用水根方堀に沿って宗隆寺に到着しました。寺の創建などの話しや参道脇の松尾芭蕉の句碑、益子焼の陶工で初代人間国宝の濱田庄司の墓を見学しました。参拝後、御朱印をいただく参加者も見られました。
根方堀に沿って溝口神社に到着しました。神社創建や境内の社号額、幟などの話しの後、境内の御神木などを見学しました。参拝後、御朱印をいただいた参加者も見られました。その後神社参道にある簡易水道記念碑を見学しました。
13:45、大山街道沿いに少し上り、街道から少し奥にある池田屋(染物)の蔵に到着しました。ここで、団体代表から郷土史研究家である地元出身の鈴木氏の紹介があり、ここから蔵めぐりの解説を鈴木氏にお願いしました。現在いる駐車場は当時の染色後の物干し場だったそうです。蔵の土台は大谷石です。
大山街道から少し奥まったところには稲毛屋(金物)の蔵もあります。当時稲毛屋は「千代鶴」という小料理屋も営んでいました。現在の蔵は戦時のあおりを受け、街道から奥に移動させられたとのことです。
次に岩崎酒店の蔵に行きました。酒蔵のようですが重厚な感じの蔵です。ツブ(壁など、修繕などで梯子などを立て掛ける個所)などの解説がありました。
その後、旧府中街道沿いにある毛木氏(民家)の蔵に行きました。農産物などを保管する蔵で、他の蔵とは異なり、大きさも小さく質素な造りになっています。
近くにある自由民権運動の生家、上田家の門前にも行きました。
14:20、大山街道沿いに面した灰吹屋(薬)に着きました。現在隣接の新店舗改築のため、蔵は道路フェンスに覆われていて、正面から蔵を見ることができませんでした。
次に大山街道と現府中街道交差点にある田中屋(はかり)の蔵に行きました。交差点近くにある光明寺時の鐘の記念レプリカを見学しました。
14:30、大山街道沿いにある明治に建てられたタナカ呉服店の蔵につきました。店舗の脇に袖蔵があり、店蔵と並んで建っています。母屋は店蔵の裏にあり繋がっています。商家の典型的な蔵造りとのことでした。
高津区図書館で休憩後、敷地内にある国木田独歩文学碑の説明がありました。
15:00、関東大震災後造られた飯島商店の蔵に着きました。布石は大谷石で、上部がコンクリートになっていて、とても大きな蔵です。1Fは店舗になっています。
浄土真宗の光明寺に着きました。大貫家の菩提樹で大貫幸之助の墓がありました。境内にある、江戸時代に時を告げた梵鐘をかけた鐘楼を見学しました。
15:20、料亭「やよい」に到着しました。18名2グループに分かれて建物見学と抹茶体験をしました。
3代目女将さんの幼少期の料亭のお話しや建物の特徴などの話し、そして一期一会の抹茶体験でした。足がしびれましたが、久しぶりの抹茶はとても美味しかったです。
料亭の部屋の各所には、季節を感じさせる調度品や切花などが設置され、料亭ならではの雰囲気を感じました。
床の間の釣り花入れには「金魚葉椿」という、葉の先端が金魚のしっぽのように3つに分かれている椿が挿してありました。初めて見たのですが、名前の通り金魚がそのまま葉っぱになったような、可愛らしい葉っぱだったので、とても印象に残りました。
16:30、岡本かのこ文学碑、二子神社を見学後、代表の江原から挨拶があり、無事解散となりました。今回は3名の方に感想をお聞きしました。ご協力ありがとうございました。
下記の動画もぜひご視聴ください。
https://www.youtube.com/channel/UCnHpA7G3Vddcu-vzpaTpPOw?view_as=subscriber
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