やまゆりとの共催研修会
令和6年3月5日(火)、てくのかわさき2階てくのホールにて、やまゆりとの共催研修会が開催されました。テーマは「成年後見制度ってなーに?~今更聞けない準備・手続き・誰にする?~」。まだ身近に感じていない人でも、今後検討する可能性が十分にある内容です。講師は、全国手をつなぐ育成会連合会常務理事兼事務局長の又村あおい氏。雨模様にもかかわらず参加者は約60名で、講師の魅力と関心の強さを実感しました。
又村 あおい氏
研修会の始めに、能登半島地震での障害者の避難状況について報告がありました。避難所での窮屈な生活状況など心が痛くなるような話もある中、ある学校の避難所で、地域の方の提案で自閉症の人の避難場所として教室を提供してもらったという、障害者に対し配慮された嬉しい報告を聞くことができました。
成年後見制度について、又村さんは具体的に分かりやすい実例を挙げながら話をするので、あまり知識のない人でも分かりやすい内容でした。自分の子供が利用するのは先であると思っている人が多いかもしれません。しかし、早い時期から少しずつでも、本人と関わりのある方々ときちんと話をしておくことが大切であると感じました。
約60名の参加がありました
研修の後半で、今後、成年後見制度の抜本的な見直しの検討が始まり、スポット利用も可能になるという情報もありました。私たちができることは、新しく整備されていく成年後見制度の進行状況を注視しながら、必要な時には声を上げていくことだと思いました。
美和 会長
神田 研修事業推進委員長
この情報は、「川崎市育成会手をむすぶ親の会」により登録されました。