「障害を持つ子どもの65歳問題と親の高齢」行政関係者との研修会開催
2月15日(木)てくのかわさき(てくのホール)に於いて、行政関係者との研修会を行いました。会員外も多くみられ39名が必死にメモを取りながら参加されました。
講師として川崎市健康福祉課地域包括ケア推進室障害者支援担当の敷野めぐみ氏とすえなが地域包括支援センター長の佐藤麻里子氏をお招きして「障害を持つ子どもの65歳問題と親の高齢」について講演をしていただきました。
まずは、敷野氏より障害福祉サービスと介護保険サービスの違いについて説明があり、その中で障害福祉サービスと介護保険サービスとでは制度として介護保険サービスが優先されるということに加え、65歳を迎える年に一旦は障害区分が切れると聞き不安になりました。しかし、障害の特性により介護保険にない障害者独自施策のサービスを利用できること、役所からのお知らせがきたら介護保険の認定を受け、障害福祉サービスの利用の手続きをすることで「同じ施設にいたほうが良いですね」となった場合など、個別の状況に応じて障害福祉サービスを利用できることを聞き一安心しました。
佐藤氏からは、サービスにつながるまでを、ある家族の実例でお話しをしていただきました。子どもと共に親も年齢を重ねてきて、自分自身のこと子どものことの心配が出てきたとき、地域包括支援センターが子どもの通所施設と連携して支援につなげていくので、「困りごとを我慢せず相談してください」と、とても心強いことばをいただきました。
親なき後という研修は今までもこれからも行う予定でいますが、一度は自分のこれからを考える機会になればと考え、このテーマの講演が実現しました。「障害者と高齢者」窓口が同じ時もあれば違う時もあるという、多岐にわたるお話を分かりやすく教えていただきました。そして、たくさんの質疑応答があり充実した時間になりました。
親の会ではこれからも明日へつながる研修会を行っていきたいと思います。
我がことに置き換えて聞いています
神田委員長 あいさつ
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