【報告】令和5年川崎支部勉強会
令和5年10月12日(木)、かわさき地域生活支援拠点たじま1階地域交流スペースにて川崎支部勉強会を開催しました。今回のテーマは『わが子に合った制度やサービスを考えよう』、講師にたじま家庭支援センター所長 江良泰成氏をお迎えしました。参加者数は18名、三役も出席しました。安達支部長と美和会長の挨拶の後、早速江良氏の講演が始まりました。
まず、支部役員の中で疑問が出た「障害者グループホームと入所施設の違い」について話をしていただきました。漠然とした知識は持っていても、具体的な違いはなかなか理解できません。費用はどのぐらい掛かるのか、医療行為はどの程度までしてもらえるのか、どのようなサービスを受けられるのか、など双方を比較してわかりやすく説明してもらいました。グループホームは自分らしい生活を送ることが可能ですが、服薬以上の医療行為は難しく、サポート体制もホームにより違いがあります。その点入所施設はサポート体制やサービスが整っていますが、全てが施設内で完結されるため、自由度が低いことがデメリットとなります。それぞれのメリット・デメリットを十分理解した上で、自分の子供にはどのような環境がより適しているのかを検討する必要があると思いました。その他、入所施設やグループホームはどのように探したらよいのか?65歳を越えた場合のサービスはどのように変わるのか?などの質問事項についても、丁寧に答えていただきました。
今回勉強したことは、障害を持つ子供が年を重ねることで誰もが直面する問題ですが、家族や本人だけで解決することは難しいと考えられます。相談できる支援員や行政、事業所との連携が不可欠であり、相談支援体制の充実がますます重要であると思いました。美和会長からも、このことについては今後も川崎市に要望していくとの話がありました。
経験豊富な講師の実体験を交えた話はとてもわかりやすく、これからを考えていく上でとても実のある勉強会になりました。
後半は、お茶を飲みながら参加されている皆さんの近況報告を伺いました。お互い共感したり刺激を受けたりと、短い時間ではありますが大変充実した時間を過ごすことができました。顔を合わせて話ができる大切さ、楽しさを改めて実感したひとときでした。
あんてろーぷの焼きたて動物パンは、とても美味しかったです
この情報は、「川崎市育成会手をむすぶ親の会」により登録されました。