【報告】川崎市へ「令和6年度施策要望書」を提出
令和5年8月29日(火)川崎市へ「令和6年度施策要望書」を提出しました。今年度は特に、「送迎サービスについて」と「災害時の支援について」に重点を置いて、意見交換を行いました。要望書の詳細は、当会ホームページをご覧ください。
生活介護事業所に通所している利用者でも、施設側の送迎サービスを受けられず、実費で送迎サービス事業者を利用している人がいるという実態があります。月に2万円近く負担している例もあり、そのことを伝えるとともに、送迎サービスの仕組みについて伺いました。送迎加算の要件など様々な要因はあるにしろ、家族やご本人の負担が大きいので、今後も市と話し合っていく必要があります。
風水害や地震などの災害は、いつ直面するかもわからず、待ったなしの事項です。障害区分の重い人から「個別避難計画書」の作成が進んでいますが、担当者が少ないため、進捗状況は思わしくないようです。引き続き進めていただくとともに、この計画書を避難所において有効活用できる仕組みが必要となります。また、在宅避難者にも利用される「被災世帯登録票」は、周知が行き届いていない状況が見られるので、危機管理室にも伝えていただけるとのことでした。
2次避難所(福祉避難所)は発生6時間後からの開設を想定しているそうですが、現時点で市内に223カ所。今も増えているそうですが、基本的に公表はされないようです。このことについても当事者家族にとっては大変不安を感じるところなので、今後も市との意思疎通を図っていく必要があると考えます。ただ、このような周到な準備をしていても、実際は想定通りにいかないことが多いと思われるので、私たち自身も日頃からの心構えや準備が重要であると感じました。
私たちの要望が早期の実現に繋がるよう、今後もこのような意見交換の場を継続して持つことが大切であると思いました。
この情報は、「川崎市育成会手をむすぶ親の会」により登録されました。