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mu.Lab.スピンオフ企画第2弾!「かわさきマイスター『手描友禅工房見学』+大山街道『二子新地周辺歴史散策』」

公開日:2019年05月24日 最終更新日:2022年01月06日

タイトル mu.Lab.スピンオフ企画第2弾!「かわさきマイスター『手描友禅工房見学』+大山街道『二子新地周辺歴史散策』」

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2019年年4月20日(土)、スピンオフ企画第2弾として、かわさきマイスターである手描友禅作家の石渡弘信氏の工房見学と、工房近隣の二子新地周辺散策のダブル企画を実施しました。

10時に東急田園都市線二子新地駅に集合し、本日のイベントについての説明が代表江原よりありました。その後石渡氏の工房に移動しました。

10時10分工房に到着。代表の江原が石渡氏を紹介したあと、石渡氏本人から生い立ちなどの話しがありました。とても努力家であり、染物にこだわる意欲を感じました。

10時20分からは、日本の伝統工芸「手描友禅」について、その歴史、友禅染について、その技法などの説明がありました。

10時30分、実際に使用している図版(原図)、彩色に使用する絵具、筆などの材料の説明がありました。

また生地にデザインされたものに彩色していただき、見学者はその筆さばきや、配色などを間近で見ることができました。

10時40分、石渡氏が制作された着物を見せていただきました。出来上がるまで大変な時間や手間のかかるものと初めて感じた方も多かったようです。

伝統技法を活かしながら、現代にもマッチする作品の紹介もありました。

10時50分、ブラウスや帯留めなど、手描友禅による小物の作品が展示されており、気に入った一品に参加者は釘づけになり、購入された方もいたようです。

工房見学は11時に終了し、続いては二子新地周辺散策です。ガイド担当青木よりコースの説明後、出発しました。

二子新地駅前の道路(古堤防:小黒家が私財を投じて造った)についての説明があり、11時5分過ぎに「1本松の碑」に到着。

資料掲載の雄姿の写真をみながら、400年前に諏訪氏がこの地を切り拓いたという説明がありました。

11時10分頃に二子橋付近に移動。二子の渡しから二子橋の架橋に至るまでの話がありました。

また、現在の東急田園都市線鉄道橋ができるまでは、橋の中央に電車の線路があったとの説明がありました。そのため橋脚が多いのにびっくりされた方もいたようでした。

11時20分過ぎに「岡本かの子の文学碑」に移動。

文学碑に記された歌の説明と、直ぐそばにある村社の二子神社の説明がありました。近くに旧三業地があったという名残りが、街路灯に記載されていました。

大山街道に戻る手前に二子の渡しの入口の表示があることを紹介した後、大山街道沿いを溝ノ口方面に移動しました。

11時35分過ぎに、街道沿いにある岡本かの子の実家である大貫病院跡を説明。その向かいにある大貫家の菩提寺、光明寺に着きました。

かの子の兄である雪之助が眠る墓を訪れました。

11時45分、明治から続く飯島商店に到着。店先に大河ドラマ「黄金の日々」に使用した大釜があり、石川五右衛門を釜茹でにしたという代物がありました。

11時50分に高津図書館の緑地公園内にある「国木田独歩の碑」に着きました。

この碑はこの先の街道沿いにあった亀屋会館(現在はない)に設置されていたものを移設。この宿を訪れた独歩、27回忌を記念して建立したもの。碑の題字は島崎藤村によるものとの説明がありました。

今回、参加された郷土史家の鈴木さんからも適時ガイドコメントをいただきました。

ダブル企画は初の試みでしたが、参加者からは好評を得ることができました。インタビューに応じてくださった皆様、多くのご意見をありがとうございました。

実際にはじめて工房の現場にきた方が多く、見学して良かったとの感想がありました。体験教室開催の希望もありました。

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