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10年目のフクシマ その6 浪江町の農業、畑に柵が? 

公開日:2021年05月31日 最終更新日:2022年01月06日

タイトル 10年目のフクシマ その6 浪江町の農業、畑に柵が? 

詳細

 浪江町は福島第一原子力発電所に隣接している町。2017年3月31日に、一部地域の避難指示が解除され、一部地域での居住ができるようになった。しかし、居住率は9%だ。

 写真トップは浪江町立幾世橋小学校付近の菜の花畑だ。当たり一面の菜の花が咲いている。近くの畑には作物が植えられていた=右下=が、なぜか柵がまわりに備え付けられていました。動物が入ってくるのを防いでいるだろうか?

 町のホームページによると、町内での水稲の作付けは、14年に酒田地区で水稲の実証栽培を開始してから7年目。「未だに避難先から通いながら営農をしている農家の皆さんが多い状況ですが、今年は昨年の約3倍の面積となる84ヘクタールの水稲作付面積となる予定」と伝えられている=参照:「浪江町に田植えの季節が到来しました」
https://www.town.namie.fukushima.jp/soshiki/2/24864.html

写真の菜の花の奥に見える小学校は10年目にして解体工事が始まった=左下写真。被災前には浪江町には6つの小学校、3つの中学校に1700人の生徒がいたが、現在は18年に「なみえ創成小・中学校」が開校し、小学生22人、中学生9人が登校している。

農業復興にはほど遠いようだ。

参考
浪江町のホームページ
Foe Japan発行 「福島の今とエネルギーの未来2021」

撮影:2021.4.9

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