10年目のフクシマ その3 原子力災害伝承館が伝えたいもの??
公開日:2021年05月10日 最終更新日:2022年01月06日
タイトル |
10年目のフクシマ その3 原子力災害伝承館が伝えたいもの??
|
詳細
追記:展示の富岡第二小学校6年生の作文
体験学習で学んだこと
ぼくは、この二日間の体験学習でいろんな事を学びました。
ぼくは一番すごいなあと思った事は、原子力発電所のおかけで、生活がゆたかになったと言う話です。
昔は、くつ買えなくて、田んぼの仕事の無い冬には東京へ出かせぎに行ってたのに、発電所ができおかげで人口もふえて、車を買えるような大金持ちも現れて来たのですごいです。
(空欄)をして今では、いろいろな文化や最新技術を取り入れた安全な原子力発電所だけれども、そのせつびに新しい技術をどんどん取り入れいって自然や人にやさして発電所にすれば、もっといいと思います。
がんばってください。」
展示企画者はどういう意図で展示しているのだろうか? あなたはどう思いますか?
大事なのは原発事故後にこの子がどう思っているのかではないでしょうか。
展示には浪江町消防団物語「無念」のアニメ映画が紹介されているが、映画の中で描かれている「原子力明るい未来のエネルギー」の標語の作者(当時、小学生)の訴えと無念のシーンはない。(行為なのかどうかは分からない)
国道6号線から入るときれい舗装道路と伝承館、広大な芝生しか見えてこないが、ちょっと裏に入ると、トップのような光景が見える。
「(学生服の男子学生二人)バスの時間があるので、途中から退席していいですか? 」
「いいですよ」と語り部さん。
「どうから来たの? 」と私。「上野です」
上野からパスできたという学生はおそらくトップ写真のような光景は見てないだろう。
写真:2021.4.3及び2014.4.9撮影
|
伝承館前にあった被災の車。今は撤去され、跡形もない。 |
気仙沼市の東日本大震災遺構・伝承会。今も当時のままに展示されている。その差は? |
伝承館の裏にある「原子力明るい未来のエネルギー看板」。でもこれはレプリカ。 |