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2020年8月30日 「平和を思うひととき24」

公開日:2020年09月23日 最終更新日:2022年01月06日

タイトル 2020年8月30日 「平和を思うひととき24」

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 2020年8月30日、多摩市民館にて朗読会〔平和について思うひと時〕を開催した。
同年3月に予定していた同館主催の〔たま学びのフェア〕がコロナの影響で中止になったので、半年ぶりの朗読公演だった。今年12年目となる私たちりんどうは結成以来、夏には欠かさず朗読会を開いてきた。8月は戦争と平和を考える日本人にとって、ないがしろにしてはならない月だと思うからだ。
この夏はそれも断念せざるを得ないかと諦めかけたが、「たとえ無観客でもいい、平和への思いを止めてはいけない」、そういう会員の皆さんの熱く頼もしい言葉に背中を押され、上演を決定した。

 稽古場に多人数が集まらずに済む演目を探し、舞台上で密にならない演出を考えた。出演者にはマウスシールドを用意してもらい、不要と言われたアベノマスクも一ひねり工夫して使った。客席数の制限をし、近隣の方たちにだけご案内をし、ご来場の節はご予約をとお願いした。しかし今回、無事に本番を迎えられた一番の要因は、客席と舞台との間に設えるビニールのパーティションを使わせてもらえたことだ。NPO法人映像工房ペリのおかげに他ならない。K氏に心より感謝申し上げる。

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今年はりんどう結成12年、子年生まれの私にとっても意味ある年だ。その夏に、ハワイ真珠湾のミズーリ記念館で、広島市・長崎市による「原爆展」が初めて開催されたらしい(7月上旬~9月3日)。アメリカにとっては、奇襲攻撃を仕掛けた憎い日本を忘れない地パールハーバーで、アメリカが日本に投下した恐ろしい兵器、原爆の実態を展示する催しが開かれたのだ。

   戦争は、勝っても負けても傷を負う
   憎むべきは人ではない、戦争という行為そのものだ―

     ―被爆者でもある女性の言葉が胸にこだまする

2020年はアメリカも平和への歩みを一歩進めた年だと、そう胸に刻みたい。

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