やまゆり知的障害児者生活サポート協会との共催研修会
公開日:2025年03月08日 最終更新日:2025年03月10日
3月4日(火)てくのかわさきてくのホールにて、川崎市育成会手をむすぶ親の会・やまゆり知的障害児者生活サポート協会との共催研修会を開催しました。テーマは「親の高齢化・子の高齢化」。親の高齢に伴う支援の在り方についての内容で、講師は全国手をつなぐ育成会連合会常務理事兼事務局長の又村あおい氏でした。
講師 又村あおい氏
朝から気温が低く、午後から雪が降るとの天気予報にもかかわらず、75名の参加があり、関心の高さがうかがえました。最初に、いわゆる「親なきあと」ではなく「親の支援なきあと」という意味として考え、「漠然とした不安」ではなく「具体的な課題」として、何が必要でどのようにしたら良いのかと今から考えていくこと。それにより解決する方法を見つけて、知っておく必要があるという話がありました。さらに、「親なきあと」を考えたときに想定される主な不安とは、「お金」と「住まい」であり、本人が暮らしていくお金、住まいの確保、そして親としての思いをどう残すかということについて、分かりやすい言葉で説明してくれました。これからの近い将来、様々な福祉サービスの利用や、施設やグループホームなどへの入所の検討も必要となると改めて考えさせられて、とても勉強になりました。
一般の方々の参加も多かったです
又村氏からは、当会が障害者の地域生活支援体制の充実の徹底などについて、しっかりと声をあげていくべきとのご意見をいただきましたので、今後も心して活動していきたいと思いました。