川崎から公害をなくす会
                               

6.市内放射線量の調査結果について

 東電福島第一原発事故から、1年が経過しました。その後、市内の空中放射線量はどうなっているのか。
 川崎市が貸し出した簡易測定器を活用し、私たちは、2012年3月28日(水)、第一回目として川崎区内の33地点で測定しました。左の図は、その区分ごとの汚染マップ(地上5cm)です。
 全体の平均値および最高値・最低値は、以下のとうりでした。

     地上100cm     地上5cm
平均値   0.080μSv/h   0.103μSv/h
最高値    0.112    0.192
最低値    0.059    0.064

なお、参考までそれぞれのワ−ストテンを掲載しておきます。

|肋100cm     
 1位 浮島公園     0.112μSv/h
 2位 ちどり公園   0.108
 3位 JR川崎駅前   0.105
 4位 東扇島東公園  0.103
 5位 水江埠頭   0.100
 6位 浮島処理センタ  0.099
    東扇島西公園  0.099
 8位 旭化成正門付近  0.097
    東扇島マリエン  0.097
10位 富士見公園  0.088

地上5cm
 1位 東扇島東公園   0.192μSv/h
 2位 旭化成正門付近  0.177
 3位 浮島公園    0.144
 4位 東扇島西公園   0.139
 5位 JR川崎駅前  0.135
 6位 港町イト-ヨ-カ堂前0.126
 7位 浮島処理センタ-  0.122
 8位 三井埠頭バス停公園0.109
 9位 殿町小学校前   0.107
10位 東扇島マリエン  0.105
10位 小田市防災センタ- 0.105
10位 水江埠頭     0.105

 地上には、まだ自然界以上の放射線量が蓄積されています。また、微量ながらいまも福島の壊れた発電所から放出されています。







今も続く市内の空気放射能汚染

 先に調査した川崎区に続き、4月は順次、幸区(18地点)中原区(17地点)高津区(17地点)の3区を調査しました。
 ここでは、4月24日4区合計85地点のまとめをし、発表したものの一部紹介します。

A.区別の測定結果(μSv/h)
|肋100cm
   平均値 最大値 最小値
川崎区 0.080 0.112 0.059
幸 区 0.076 0.100 0.042
中原区 0.074 0.094 0.042
高津区 0.070 0.097 0.053
地上5cm
   平均値 最大値 最小値
川崎区 0.103 0.192 0.064
幸 区 0.086 0.138 0.066
中原区 0.087 0.113 0.047
高津区 0.088 0.142 0.063

B.川崎市の測定結果(11年6月  調査)との比較 (μSv/h)
|肋100cm
    なくす会 川崎市
川崎区  0.080 0.073
幸 区 0.076 0.074
中原区 0.074 0.076
高津区 0.070 0.068
地上5cm
   なくす会 川崎市
川崎区 0.103 0.082
幸 区 0.086 0.085
中原区 0.087 0.080
高津区 0.088 0.075

 自然界の空気放射線量は、川崎の場合、およそ0.03μSv/h程度です。従って、今回の測定結果はその2・3倍以上あり、間違いなく東電の事故からの放出と考えられます。しかも、1年経っても改善されていないことは重大です。たとえ、放射性物質は微量であっても、長期にわたる身体への取り込みは、内部被ばくを含め大いに危惧されるところです。一刻も早く、東電と国に原発からの放出をやめさせましょう。
全市の「放射線量調査」完遂!

 東電福島第一原発事故による、放射能汚染1年後の市内への影響を調べようと、今年3月下旬川崎区から順次測定を実施してきましたが、7月に宮前区・多摩区・麻生区を行い、これで全市の測定を完遂しました。
 今回の測定では、二酸化窒素測定の経験を踏まえ、ほぼ1キロメッシュごと地上100cmと5cmにおいて実施、全測定地点数は130カ所となりました。測定結果は、7月24日全体のまとめとともにマップを作成、マスコミ等に発表しました。その結果、ほとんどの地点で今なお自然状態放射線量レベルをこえる状況にあり、昨年6月の川崎市の調査と照合してみてもこの1年余大きな変化が見られていないことが分かりました。また、全般的に市の南部の方が北部よりも放射線量が多い傾向が見られました。各区ごとの平均値と最大値は、以下の通り。

|肋100cm (μSv/h)
   平均値 最大値 測定数
川崎区 0.080 0.112 33
幸区 0.076 0.110 18
中原区 0.074 0.094 17
高津区 0.070 0.097 17
宮前区 0.059 0.081 18
多摩区 0.070 0.110 15
麻生区 0.069 0.096 12
全 市 0.071 0.112 130

地上 5cm (μSv/h)
   平均値 最大値 測定数
川崎区 0.103 0.192 33
幸区 0.086 0.138 18
中原区 0.087 0.113 17
高津区 0.088 0.142 17
宮前区 0.067 0.092 18
多摩区 0.075 0.106 15
麻生区 0.071 0.112 12
全 市 0.082 0.192 130

*ところで、自然状態の放射線量について、市は市のホ−ムペイジなどで文科省の「0.03〜0.1μGy/h」を掲げています。このことについて、私たちは川崎壱岐にふさわしい数値に改めるよう申し入れしています。例えば原発事故が発生する前の、川崎区で県が測定した5地点の平均値は、0.03μGy/h(2009年度)でした。



東電福島第一原発事故2年後の、市内放射線量調査の結果について

セシウム134の半減期は、2年とされています。そうしたことから、原発事故後2年を経過した市内における空気中放射線量調査の実態、並びに前回(昨年)調査からの減少の程度を把握するため、2013年7月に調査しました。

…敢嵯酘・地域
 川崎区 7月23日(水) 33地点
 幸 区 7月24日(木) 18地点
 *測定場所は、前回と全く同じ

調査結果
 ア地上100cm
   平均値 最大値 最小値
川崎区 0.069 0.104 0.046
幸 区 0.059 0.072 0.042

 イ地上5cm
   平均値 最大値 最小値
川崎区 0.082 0.142 0.052
幸 区 0.069 0.087 0.046

 ウ減少率(平均値)
    地上100cm 地上5cm
川崎区 -14% -20%
幸 区 -22% -20%

福島事故の影響がない2009年度に、県が川崎区内5カ所で測定したそう平均値は0.033です。従って、川崎区・幸区の平均値はこれより高く、前回に比べ約2割程度減少したとはいえ、単純に考えればまだ人為的影響を受けているといえます。

*私たちの今回の調査活動については、マスコミも関心を示してくれ東京新聞が8月1日、神奈川新聞が同月3日にそれぞれ川崎版で報道しました。



 
東電福島第一原発事故3年後の、市内放射線量調査の結果について
      2014年3月22日

 第1回(2012年3・4・7月)、第2回(2013年7月)の調査につづき、3回目の調査を事故3年目にあたる本年3月13・14日に実施しましたので、その結果を簡単にお知らせします。
単位:μSv/h、○内は測地点数

(1)調査3区の測定結果
 <地上100cm>
   最高値 最低値 平均値
川崎区 0.106 0.049 0.065
幸 区 0.082 0.046 0.060
高津区 0.070 0.034 0.058
<地上5cm>
   最高値 最低値 平均値
川崎区 0.129 0.049 0.075
幸 区 0.095 0.055 0.067
高津区 0.091 0.048 0.071

(2)2012年調査からの減少率
    地上100cm 地上5cm
川崎区 -12% -20%
幸 区 -21% -27%
高津区 -17% -19%

 このように、セシウム134の半減期により全体とし約2割程度の減少となっていますが、まだ原発からの放射能の影響は続いていると考えざるを得ない状況です(事故前の川崎区内の濃度は約0.033μSv/h)。
東電福島第一原発事故5年後の、市内放射線量調査の結果について
      2016年3月20日

原発事故が発生してから、まる5年が経過しました。私たちは、切れ目となる本年3月8日に川崎区・幸区・中原区で、同11日に高津区・宮前区・多摩区・麻生区で、以前と同じ測定地点から各区5地点を選びで測定しました。測定器は市から借用。
 その結果、〜柑圓諒振僂話肋5cmで0.065μSv/h、地上100cmでは0.059μSv/hでした。全体として、川崎区や多摩区・麻生区がやや高い傾向にありました。∋故1年後に測定した結果と比較すると、全市の平均は地上5cmで約17%、地上100cmでは約16%の低減でした。
 今後は、半減期が2年のセシウム134に対し約30年のセシウム134による影響がより多く残るため、これからも汚染は続くと思われます。しかし、福島の汚染と比べれば格段に低くので健康への心配は
しなくても良いと思われます。なお、麻生区や宮前区などの濃度が比較的高いのは、山林や樹木に堆積していることによる影響等が推察されます。

 画像は2011年3月15日のテレビから。空気中放射線量が川崎市をはじめ神奈川県全域に到達していることが分る。

  (2016年3月16日記者発表)
情報掲載日:2016/03/19

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